| 稲 垣 |
正直、同業他社様の見積もりを目にすることは私もほとんどありません。
が、ひとつチェックしていただきたいのです。見積書は何ページありますか?
まさかA4かA3の紙2、3枚で終わってはいないですよね? |
| 編集部 |
ページ数が少ないというのは、どういうことなんですか? |
| 稲 垣 |
「一式」という項目ばかりで、明細がないということです。
そんなものは、見積もりではありません。
一式でしか現せない、あるいは現しにくい工事も確かにありますが、一式項目はそれこそブラックボックスです。明細がないのですから、お客様の想像と実際がかけ離れていることも考えられます。 |
| 編集部 |
そういった意味で、明細のない「一式」の多すぎる見積書は要注意ということですね。 |
| 稲 垣 |
実際に聞いた話ですが、「カリン床柱」の項目でそれなりの金額が記載してあったので、当然、無垢のカリンの木だと思ったら集成材の張物だったとか。
「無垢床板」と記載してあったので、打ち合わせ通りの床だと思ったら、実際は「この金額ではこの木しか張れません」と、見たこともない床材を見せられたとか。
見積書を通してのトラブルも多いようです。
私どもにとって見積書はお打ち合わせを重ねて得られたひとつの結果
、答えです。
私どもが考える見積書は品番が決まっていればその品番を、定価があるものはその定価まで見積書内に記載してこそ見積書だと思います。 |
| 編集部 |
稲垣さんのところだと、何ページくらいになるんですか? |
| 稲 垣 |
私どもの書式で言いますと、平均的にはA4の紙で40ページくらいでしょうか。
そのくらいないとお伝えしなくてはならないものが伝わらないと思いますし、お客様にとってもご安心いただけるのではないかと思います。
地盤調査費用も現在は調査実施が当たり前なので、見積書内にその項目がなければ聞いてみたほうがいいですね。当たり前の事は当たり前に記載してあり、お打ち合わせ時にこだわった部位
では、一見してそれと解かる書き方をしなければ、プロがお客様に対してする説明手段ではないと考えます。
いずれにせよ、納得いくまで説明してもらったほうがいいですよ。お互いのために。 |