私たちのリフォーム〜記憶の棲み家を壊さない (稲垣の住まい講座〜記憶の棲家〜から抜粋)
リフォームは和製英語で、実は日本語です。世界的には通用しない言葉です。
リメイクは造り替え、リボーンは生まれ変わり、リフォームはもともとフォーム(姿・形)なのかホーム(家)なのか・・・まあそんな話はどうでもいいとして、
一般的に呼ぶ『リフォーム』と営繕を混同されている方が多いように思います。
営繕=修理と考えていただければ解かりやすいと思いますが、
例えば屋根の塗り替え工事を『リフォーム』と呼ぶ方は少ないですよね?
工事内容的には修理ですから。
ですから同じようにキッチンが使いにくいから、お風呂が古いから、と言う理由で機器だけの入れ替えならそれはリニューアル=営繕です。
判りやすく申しますと、全般的な建築的知識を持たなくても出来る工事がリニューアル=営繕で、建築の専門家が介在しないと出来ない工事がリフォーム。

○営繕とリフォームの違い
こういう言い方すると町の水道屋さんに怒られそうですが、キッチンやお風呂の機器の
入れ替えなんかは水道屋さんで出来ます。
元々その道のプロですから。
ホームセンターや電気屋さんでも機器の入れ替えなら出来ますよね?リニューアルなら。
外壁の塗り替えだって近所の塗装屋さんにお願いすれば綺麗に塗り替えてくれます。
だけど、間取りを変えたい、二つの部屋を一つにしたい、増築したい、ついでに耐震補強
したい、等々、構造を知る人間が介在しなければ出来ない工事があります。要は建物につ
いて全ての知識を持っていなければ出来ない「はず」の工事をリフォームと呼ぶのだと私たちは解釈しています。
ですから、リフォームが手軽で簡単で安上りだと思われているのなら大間違いです。
リニューアルではなく、ある程度構造自体にも手を加える様なリフォームは建築全般の知識が有るものでなければ出来ないはずなんです。
皆さんの家に簡単に切り飛ばして良い柱なんか一本も無いし、何の検討も無いままに取り払って良い壁なんて絶対無いんです。

○記憶の棲み家
私たちはリフォームはもちろん、建替えの場合でも前の家の材料を極力使いたいと考えています。
それはその家の歴史、言い換えれば記憶だと思っていますので。
例えば旧家の床柱を上がりカマチに転用したり、欄間を襖にはめ込んだり、
おばあちゃんが裁縫に使っていた裁ち板で間接照明を作ってみたり。
それはリサイクルと言う意味合いも多少はあるのですが、
本当の意味は記憶を受け継ぐ家を造りたいという想いからです。
それは建て替えでもリフォームでも変わりません。
見た目は真新しくなっても、記憶は内包している。
リフォームをご計画中の皆様の「記憶」も受け継がれていくお手伝いをします。
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○リフォーム内容
水廻り(キッチン・洗面・トイレ入替)
内装(建具・床材・クロス) 貼替
間仕切 変更
○リフォームの動機・目的
2世帯でお住まいの3Fを改装(若夫婦・子供3人)
和室を無くし、LDKとして一体空間にしたい。
子供室を3部屋ほしい。
Befor
After