確認申請と構造計算

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 確認申請って御存知ですか? 住宅であれ、大きなビルであれ、建物を建築する時には確認申請という申請が必要です。 確認申請とは建築基準法に計画建築物が適合している事を建築主事等に『確認』してもらう申請です。『許可』とは違います。木造2階建ての住宅の場合、この確認申請時に図面と一緒に構造計算書を添付する義務はありません。

しかし、『添付』する義務がないだけで構造計算をしないでいいとは法律のどこにも書いてありません。
  40坪程の木造住宅でもキチンとした構造計算書を作るには概ね1週間、枚数はA4にして少なくとも50枚程度にはなるはずです。 詳細な構造計算に代わる『筋交い計算』と呼ばれる簡単なものがありますが、これは『耐力壁』と呼ばれる地震力や風圧力などの水平方向の外力に耐える壁の量 だけを簡単に数値化したものです。 あくまでも壁の量だけです。
 その壁のバランスや建物が揺れた事により生じ、柱などに生じる『引き抜き力』などは『筋交い計算』では検討できません。 阪神淡路大震災の時、古い住宅のほとんどは柱が土台から引き抜かれて倒壊に至ったケースが多いと聞きます。

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安全な住宅と構造計算

しかし、『添付』する義務がないだけで構造計算をしないでいいとは法律のどこにも書いてありません。

40坪程の木造住宅でもキチンとした構造計算書を作るには概ね1週間、枚数はA4にして少なくとも50枚程度にはなるはずです。詳細な構造計算に代わる『筋交い計算』と呼ばれる簡単なものがありますが、これは『耐力壁』と呼ばれる地震力や風圧力などの水平方向の外力に耐える壁の量 だけを簡単に数値化したものです。 あくまでも壁の量だけです。  その壁のバランスや建物が揺れた事により生じ、柱などに生じる『引き抜き力』などは『筋交い計算』では検討できません。 阪神淡路大震災の時、古い住宅のほとんどは柱が土台から引き抜かれて倒壊に至ったケースが多いと聞きます。

頭が重ければ大きく揺れますよね?  その揺れを大きくさせないように梁から下の構造の補強を考えて数値として安全を見るのが構造計算です。
 ただ、誤解しないでいただきたいのは、数値だとか計算だとか言う言葉はなにか無機質に感じて、昔ながらの大工の棟梁の経験値による知恵だとかカンを軽視した言い方に聞こえてしまうかもしれません。 でも、私はむしろその逆です。太古の昔から脈々と引き継がれる文化とも言える技術を信頼してはおりますが、昔のように潤沢に太い材料がそれなりの価格で手に入らなくなってしまっているほど森林資源は枯渇していますし、目の利く大工さんも減少しています。
  だからこそ、安心への後ろ盾としてどんなに小さな建物でも『全棟構造計算』が必要だと思うのです。計算というある種、無機質で冷たい作業と、棟梁の経験値という有機で血の通 った目を融合させてこそ本当の『安全な住宅』が出来あがると思っています。
  どんな事柄でも『絶対に』と言う形容詞は成り立たないと言います。 今の構造計算の方法では歯が立たないほどの、人類が未だ経験した事のない未曾有の大地震が来るかもしれません。 『絶対に』と言う形容詞が付けられなくても、『数値と経験』という2面 から、『現状で考えられる最上級の安全』を模索するのです。

稲垣の住まい造り

やっぱり床は本物の木がいい。無垢(ムク)の床は湿度調整もしてくれるし、足ざわりもいいし。ただ無垢の床はフローリングに製材された後でも生きていますから多少のねじれや目地の隙間が広がるなんて事は覚悟しといて下さいね。湿度を調整するから、生きているから多少の狂いが発生するんです。でも、化学物質は含んでいませんよ。樹種としては杉、松、ヒノキ等の針葉樹(でも床にするには少し柔らかいかも)、桜、カバ桜、ブナ、栗、ナラ等の広葉樹です。無垢の床に素足の生活、気持ちいいですよ・・・ほんとに。

ポイント1

壁だってやっぱり無垢の木がいいけれど、床も壁も天井も木というのはあんまり好きじゃない(あくまでも私個人がですけど)。そこで無垢の木以外に体に優しい仕上げです。

ポイント2

しっくい
左官屋さんに塗ってもらうやつですね。今は色を付けたカラーしっくいもあります。

珪藻土
植物の藻が海中で化石になり土にかえったものでしっくいや土壁よりも湿度調整能力や防火能力が優れています。やっぱり左官屋さんの仕事ですね。ちなみにケーソウドと読みます。

その他の壁紙
今はビールの絞り粕からできたものや、ヒノキのチップからできた壁紙などいろいろな物がありますが、少なくともドイツの基準『RAL』や日本の『SV』マークの付いた壁紙を選びたいものです。もちろん布でできた壁紙もいいですよ。防虫や防炎加工していないのが前提ですが。

ポイント3

その他の壁紙 天井はしつこいようですがやっぱり無垢の木。でも日本人特有の『無節信仰』みたいなものは捨てて頂かないと、ものすごく高価なものになってしまいます。木は節があって当たり前。それは欠点ではなくその木そのものの味わいだと考えていただければ、節もきれいに見えてくると思うのですが・・・。床もそうですが、無垢の木は時間とともに深い色合いに変わり、建てた直後より数年経った方がきれいだったりします。

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